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2012年12月11日火曜日

vol.4 O JUNさん:ポートフォリオレビュー大会

この日も大盛況「午後ラジVOL.4」
先端生のあいだでは「午後ラジ」の愛称も定着してすっかりおなじみとなった、第4回「午後はラウンジで会いましょう」のゲストは、油画科准教授O JUN先生でした!
O JUN先生は実は、今の学部4年生が1年生のとき油画科1年生と一緒に企画・運営した展覧会「取手アートパス2009」の担当教員で、そのときに大変お世話になった先生です。そんな先生に卒業前にもう一度お話を伺う機会がほしい!との声がたくさんあがったため、今回午後ラジでの学生ポートフォリオレビューとトークをお願いしました。
まず前半はポートフォリオレビューです。ポートフォリオレビューとは、作品そのものではなくこれまでの作品記録を集めたファイルを見ながら質疑応答を交えて講評していただくやり方です。
今回は先端学部4年生の大谷透くん、片山慈子さん、修士2年生の三野新くん、橋本匠くんの計4人が、自身のポートフォリオファイルや作品の写真をスライドで見せたりしながら、O JUN先生と参加者のみなさんに自分の活動をプレゼンしました。
プレゼン中の片山さん
大谷くんは絵画をインスタレーションとして見せる作品、片山さんは立体作品、三野くんは演劇と写真についての考察に基づく作品、橋本くんは映像と組み合わせたパフォーマンス作品と、それぞれ全く違うタイプの作品を制作している4人のプレゼン。O JUN先生は一人一人の話に興味深そうに耳を傾け、ときおり質問を投げかけたり的確な指摘をしたりされていました。

こちらは大谷くん
橋本さんは映像を流しながらのプレゼンテーション
学生の私たちにとっては、他の学生が普段考えている事やこれまでの活動についてのプレゼンテーションを聞くだけでも勉強になります。しかしそれに加えて今回O JUN先生がそれぞれの登壇者に提案してくださった作品の改善点の見つけ方や視点の置き方などは、日々良い作品をつくるために試行錯誤している私たち全員にとって、とても有意義なアドバイスだったと思います。
O JUNさんのトークスタート!
ポートフォリオレビューのあとの1時間は、O JUN先生の作品をスライドで観覧しながら先生の作品制作についてお聞きしました。作品に使うモチーフの選び方や、絵を描き始めるきっかけ、絵の終わり方など、国内外で活躍中のO JUN先生の、作品の裏側をのぞく気分になるような興味深いお話をたくさんしてくださいました。
現在の先生の作品制作に多大なインスピレーションと影響を与えているという映画『ゴジラ』のワンシーンや、1年に数回しか行わない危険な(!?)パフォーマンスなど、絵画作品以外の制作にまつわる面白いお話もお聞きする事ができました。
O JUN先生のお話は、上野での卒展会場で販売予定の先端卒修展カタログに収録されます。是非チェックしてみてください!

O JUN先生のゆったりと、しかし熱のこもったトークに、会場は立ち見がでるほどの大盛況で終了。
そして「僕も2009年に准教授に就任したから、あのころ君たちと同じ1年生だったんだ。4年間一緒に成長してきたという感じがしてとても嬉しい。上野での卒展もとても楽しみに、応援しています。」という先生の最後のコメントに、連日の制作の疲れも吹き飛んだ4年生一同でした。


文責:田村かのこ

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